納豆棒とは、納豆をかき混ぜるための棒です。納豆かき混ぜ棒や、かきまぜ器など、なっとうを美味しく食べるためのアイテムは数多くでていますが、当社のなっとう棒は、お米由来のバイオマスプラスチックで作った納豆棒です。色は藁をイメージしたゴールドと温かみのある乳白色の2本セット、パールレッドと乳白色の2本セットで縁起の良い紅白色としても人気が高いです。
この納豆棒は、ライスレジン®を使用して作られています。
納豆のネバネバ
納豆ってネバネバするけど体に良いの?
納豆のネバネバは、グルタミン酸と、フラクタンという糖の一種からできています。 グルタミン酸は昆布にも含まれるおいしさや旨味の素のひとつです。納豆がおいしいのは、グルタミン酸のおかげでもあります。納豆棒で納豆をかき混ぜるとネバネバ糸の正体であるグルタミン酸がちぎれて、一部遊離して、旨味が増します。
旨味を増すフラクタンは、このネバネバを安定させます。 長く糸を引くのは、グルタミン酸という物質が折りたたまれてつながっているためと言われています。原料に使われている大豆の種類によってもネバネバが変わってきます。
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山形県村山市の工場で考えた納豆棒
山形県村山市といえば、ひっぱりうどんの発祥の地。ひっぱりうどんとは、大鍋にいれたうどんを引っ張り合って食べるところから「ひっぱりうどん」という名前がついたと言われています。
そのひっぱりうどんで使用するたれは、納豆、生卵、サバ缶、鰹節などを入れて作ります。そのたれを作る際にもこの納豆棒はネバネバを出すために活躍します。
写真提供:ひっぱりうどん研究所
納豆棒を使わないで混ぜた納豆と、納豆棒を使って混ぜた納豆を比べてみました。
ひっぱりうどんのレシピ
納豆好きにはたまらない「ひっぱりうどん」。その一般的な作り方をご紹介いたします。
ひっぱりうどんの一人前の材料は以下の通りです。
乾燥うどん・・・一人前
ネギ・・・・・・少々
納豆・・・・・・1パック
鰹節・・・・・・少々
サバの水煮・・・1/2缶
生卵・・・・・・1個
醤油・・・・・・少々
作り方
お鍋にお湯を沸かし、うどんを入れ、通常よりも1分程度短く茹でます。
その間にたれを作ります。器に納豆、ネギ、醤油、サバの水煮、生卵、醤油を入れて納豆棒でかき混ぜます。
うどんが茹で上がったら、お鍋を囲んで、うどんを器にとり、たっぷりとたれを絡めてお召し上がりください。
(写真提供:山形県村山市商工観光課)
ライスレジン🄬とは
ライスレジン(R)とは、お米由来の国産のバイオマスプラスチックです。食用に適さない古米やメーカーなどで発生する破砕米などのなかで、 飼料としても使用されず、廃棄されてしまうお米を使い、原料に生まれ変わったものです。納豆棒はこのライスレジン®を使用し、地球にやさしい製品になっております。
「ライスレジン®」は株式会社バイオマスレジン南魚沼の登録商標です。
「お米で作った納豆棒」製品情報
一般発売開始日 : 2022年9月15日
販売料金 : 500円(税込)
重さ : 1本約20g
サイズ : W160×D20×H18mm
色 : ゴールド・乳白色の各1本セット
材質:PP(非食用お米使用)
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納豆棒の使用上の注意
・本来の用途以外には使用しないでください。
・火のそばに置かないでください。
・無理な力や衝撃を与えないでください。
・製品が変形、破損した場合は直ちに使用を中止してください。
・食器用乾燥機、自動食器洗い機には使用しないでください。
・たわしや磨き粉を使用し、洗うとキズが付くことがあります。
プラスチック製造会社が考える、脱炭素社会へ向けての製品づくり(納豆棒)
脱プラスチックの取り組みが加速する中、プラスチック製造業として脱炭素社会に向けて何ができるかを考え、食用に適さない国産のお米をプラスチック原料に混ぜ合わせたライスレジン(R)を使い、プラスチックの使用量を減らした納豆棒を開発しました。カーボンニュートラルに向けての取り組みを行う企業への製品づくりの提案や、企業活動にSDGsを取り入れることに繋がります。
当社の工場が、ひっぱりうどん発祥の地「山形県村山市」にあることから、ひっぱりうどんに欠かせない納豆を美味しくかき混ぜられる納豆棒を開発しました。突起のついた2本の棒にかき混ぜやすいグリップ、そして納豆わらをイメージしたデザインに穴がありフック等に引っ掛けることが可能です。
お米で作った納豆棒の特徴
1. 棒の突起により、効率的に納豆のネバネバを作れる
2. 中心部に支点となる突起があるため、使用後にテーブルに置いても、先端部がテーブルに付かないので汚れない
3. 握りやすいグリップデザインで、納豆をかきまぜやすい
4. バイオマスプラスチック「ライスレジン(R)」を使用することで環境に配慮
リョウケは、お米から作った納豆棒のようなアイテムを提案、作ることにより、企業のSDGsやカーボンニュートラルの取り組みを後押しします!
企業におけるカーボンニュートラルへの意識の現状
■カーボンニュートラルに向け、自社で取り組む必要についての企業の意識
カーボンニュートラルに向けて取り組む必要があると答えた割合69.7%(*)
Q. 今後、カーボンニュートラルに向けて自社で取り組む必要がありますか?
アンケートで「大いに取り組む必要がある」(25.8%)と「多少、取り組む必要がある」(43.9%)を合わせると、約7割(69.7%)が「取り組む必要がある」と回答。さらに企業規模別の場合、「取り組む必要がある」との回答は、資本金3億円超では9割後半(97.9%)に上る。資本金3億円以下では6割強(63.4%)が「取り組む必要がある」との意識を持っていました。カーボンニュートラルは、地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、必要不可欠なものとなっています。
取り組みたいが何をすべきか分からないが25.5%(*)
Q. 現在の取り組みの状況は?
カーボンニュートラルの取り組みの意識はあっても、実際何を取り組んでよいか分からない企業が25.5%に。各企業の取り組みはさまざまですが、資本金3億円以下の企業の25%は何をしてよいか迷っているという結果になっています。
(*) 大阪商工会議所 「カーボンニュートラルに対する企業意識に関するアンケート調査」より
2.課題
2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。 「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」※ から、植林、森林管理などによる「吸収量」※ を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。※人為的なもの
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減、並びに吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
世界の平均気温は2020年時点で、工業化以前(1850~1900年)と比べ、既に約1.1℃上昇したことが示されています。このままの状況が続けば、更なる気温上昇が予測されています。
プラスチックは、様々な部品、製品などに使用されています。たとえば、ストローなどをプラスチックから紙に変えている企業もありますが、まだまだほんの一部に過ぎず、プラスチック製品は世の中に沢山あります。
解決策
当社はこの課題を解決するため、プラスチック製造業としての使命から、プラスチック原料や石油資源の使用を減らすことのできるライスレジン®を使用した製品を作り、提供していくことで、お客様のカーボンニュートラルへの取り組みの後押しをしていきます。
「ライスレジン(R)」とは、食用に適さない古米、米菓メーカーなどで発生する破砕米など、飼料としても処理されず、廃棄されてしまうお米を、新しいテクノロジーでプラスチックへとアップサイクルした素材です。国産のお米(非食用)を混ぜることで石油系プラスチックの含有量を下げることができます。地上の二酸化炭素に影響を与えない「カーボンニュートラル」の性質を持ち合わせているだけでなく、CO2の削減、石油資源の抑制、フードロスを削減し、SDGsに貢献します。
第一弾として、ライスレジン(R)を使用し、納豆棒をつくり、カーボンニュートラルの必要性をアピールし、プラスチックの原料を少しでも減らすことができます。
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